【副業】で経営をV字回復させた会社

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今日は本業ではなく、なんと【副業】で売り上げをV字回復させた会社の話をしたいと思います。

ニュースや新聞、雑誌にも取り上げられて知っている方もいるかもしれません。

私も日テレの報道と新聞を見て気になったので書きたいなと思い、今回ブログ記事にしました。

逆境をいかに乗り越えたか、感動しましたので見て頂きたいと思います。

その会社は千葉県にある、銚子電気電鉄さん田舎町のローカル線です。

田舎町のローカル線は、少子高齢化での人口減少や車の普及による影響で経営が大変な鉄道会社が多いです。

銚子電鉄もその中の1社です。

開業は1923年何度も経営破綻のピンチがあったそうです。

その危機的状況を打破したのが、現在の代表取締役社長の竹本勝紀氏。

本当に鉄道会社?と思うようなアイデアで経営を回復させます。

さてどういう行動を起こしていったか話していきましょう!

 ・倒産の危機である会社の顧問弁護士として勤務

2004年に銚子電鉄は最大の倒産危機を迎えます。

なんと当時の社長が会社の金を横領して逮捕される事件が起きました。

しかも1億円の借金を背負うことになります。

この不祥事により、行政の補助金や金融機関の融資もストップ!

鉄道は線路や車両の補修・修理を維持するだけで膨大なコストがかかり、死活問題で電車屋なのに自転車操業だったと語る竹本氏(笑)

その当時、竹本氏は鉄道の仕事をしていません。

なんとお世話になった弁護士の頼みで顧問税理士として銚子電鉄にやってきました!

元々税理士さんだった(笑)

不随サービスとして始めた「ぬれ煎餅」オンランショップを開設。

ぬれ煎餅自体は、1995年に駅前で売り出していました。

(まさかこれがヒットし経営回復に導くなんて当時は誰も思っていません)

売上自体は悪くはなかったが、効果はイマイチで焼け石に水だったそうです。

追い詰められて、当時の経理課長がホームページに「ぬれ煎餅を買ってください!電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです!」と書き込んだところ、その悲痛さがネット上で話題になり、パソコンのサーバーがパンクするほどの申し込みが殺到!

なんと売り上げが4億円を超えるという奇跡を起こしました。

最後は「情」とは言いますが、ただの文章だけでは伝わらないでしょう。

やはり社運を賭けた必死のPRが成功に導いたのだと思います。

 

・東日本大震災の影響の中での社長就任!コロナ禍でのピンチ!

「一難去ってまた一難」と言いますが、再度銚子電鉄は倒産危機を迎えます。

10年前の東日本大震災と原発事故の風評被害で売り上げが落ち、赤字になってしまいます。

2年近く経つと預金残高は50万、借金2億円以上と経営は厳しくなりました。

その状況を打開するために「ぬれ煎餅」の実績を買われた竹本氏が社長へ就任します。

行政に粘り強く働き掛け、補助金が10年ぶりに復活。

そして本業ではなく【副業】に力を入れます!

2018年に売り始めたスナック菓子「まずい棒」は累計250万本のヒット商品になりました。

ちなみに味は美味しいのに経営が「まずい」ため生まれた商品名らしい(笑)

これは2019年に話題になり、ニュース番組でも報道されるようになりました。

コロナ禍の昨年9月に出した「まずい棒」の「か~るいチーズ味」につけたキャッチコピーは「マズさ倍増?!さらにマズくなりました・・・経営状況が(涙)」と自虐ネタも取り入れ本当にマズい状況のようですが、つらい状況でも明るく振舞う経営理念は素晴らしいと感じます。

竹本氏もユーモアで笑って立ち向かいますと気合いが伝わります!

 

・社長としての心がけと行動力

社長だからといって、重々しいことを言うのではなく、皆の気持ちが軽くなって思いが共有できるよう、冗談を言いながら、心をつなぐ、「連結環」のような存在になりたい。また、代表者は組織のピラミッドの頂点ではなく、逆三角形の末端です。お客さんと接する現場が1番上です。常に現場第一主義でいたいですね。と語っております。

この言葉には感動しました!

やはり一番は現場で働く従業員であると言われていますからね。

心がけこそが、社員も「会社のため皆のため」との想いにつながるのだと思います!

僕もこんな社長だったらついて行きたいと思いました(笑)

また竹本氏はお菓子だけではなく、「日本一のエンタメ鉄道」を目指そうと映画も制作。

その名も「電車を止めるな!」笑

鬼滅の刃よりも面白いと励まされているとのこと。

またYouTubeにも挑戦!「激つらチャンネル」とこりゃまた自虐を扱ってます(笑)

僕も直近のものを見たらタレントの鈴木福くんとコラボしていました!

かなり力が入ったYouTubeです。

竹本氏いわく「自虐は言いますが自己卑下はしません。100年近い歴史のある鉄道に携わる矜持を持って前に進んでいます」と決して弱気になっているわけではありません。

 

・最後に

試練に挑む人にアドバイス。

”どんな問題も起きる。むしろ、解決できるからこそ自分の身に起きたんだ”とそう思うと、少し肩の荷が下りるんです。諦めないで一生懸命行動すればきっといいことがあります。どんな人にも生まれてきた以上、何らかの使命があるはずです。

銚電には「絶対にあきらめない」というスローガンがあります。

口先だけではダメで、行動しなければいけません。

どこかで突破口があると信じて、粘り強く動くことだと思うのです。

なにがあってもふてくされず、楽天的に生きることが大事かなと思います。

と激励の言葉で締められております。

 

やはり大変な状況でも挫けず行動していくことが成功へのカギなんでしょう。

私も目標のため、常に行動を起こしていきたいと思いました!

本業だけではなく【副業】という新たな事業を開拓したことで黒字回復と補助金の復活まで実現させた竹本氏の経営理念は学ぶべきことが多いと思いました!

これから挑戦していく人にもタメになるお話だと思います。

挑戦し続ける経営者から学ぶのは大事ですね。


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ではでは~